チャレンジの行く末

座右の銘は”やるかやらないかではなくやる!” 夢に向かってチャレンジしていきます!

『路上のX』を読んでみた

こんにちは、ぴるくるです。

年に何回か、読書熱が出てきます。

その読書熱に浮かされ、今回読んでみた本が
桐野夏生さんの『路上のX』です。

書評なんて大それたものではありませんが、
読んで感じたものを書いていきたいと思います。

 

 

路上のX

路上のX

 

 

内容紹介

こんなに叫んでも、
私たちの声は届かないの?

幸せな日常を断ち切られた女子高生たち。
ネグレクト、虐待、DV、レイプ、JKビジネス。
かけがえのない魂を傷めながらも、
三人の少女はしなやかに酷薄な大人たちの世界を踏み越えていく。

最悪な現実と格闘する女子高生たちの肉声を
物語に結実させた著者の新たな代表作

朝日新聞出版10周年記念作品

感想

桐野夏生さんの作品は何作か読んだことがあり、
今回読む本を選ぶにあたって、作品情報何もないまま、桐野夏生さんの本だから
ということで選びました。

読み進めていくうちに、どんどん暗い気持ちにさせられます。

主人公は女子高校生です。

心の中で、そっちにはいかないで!って呼びかけたくなれば なるほど
主人公たちはあれよあれよと、闇に落ちていきます。

結果だけを見ると、彼女たちの思慮の浅さが目立ち、端的に言ってしまえば
自業自得ということになると思います。

しかし、その背景には、勉強したくてもできない環境があり、
頼りになる、心許せる大人の存在が周りにいなく、
信じられるのは自分か同じ境遇の子だけ。

そんな彼女たちの周りには、彼女たちをJKという商品でしか見てくれない
彼女たちを食い物にしようとする悪い大人だらけ。

いくら自衛しようとしても、悪い大人のほうが知恵もお金もあり、
行きたくなくても、いけない方へ連れていかれてしまうのです。

彼女たちは救われることはあるのか。
最後まで読んでも暗澹とした気持ちが晴れることはありませんでした。

 

これはフィクションなのでしょうか?

フィクションであれば、どれだけいいか。

 

私はとある団体の支援をしています。

それがColaboです。

colabo-official.net

Facebookの友人の友人からのつながりで知ったのですが、
居場所のない彼女たちの事情に寄り添いながら、
安全の場所を確保してくれる活動をされています。

 

こういう支援団体がいるということは、
実際に、家を追い出され、行き場もなくさまよっている子どもがいるということです。
残念なことに、この本で書かれている以上のことが実際にも起きているそうです。

 

自分の周りにはそんな子いないからと、なかったことにはできないのです。

娘が生まれてからは、いつ自分(娘)ごとになるかわかりません。
いまは、たまたま運がいいだけで普通に暮らしていけるけれど、
人生何があるかわかりません。

 

子どもが居場所がない、と困ったときに頼りになる存在がある、
ということを知っているだけでも
彼女たちの救いにはなるのでしょうか。

 

いつか私自身、子どもが困ったときに頼ってくれるような
居場所を提供できるような大人になりたいと思っています。

 

社会が悪いと責めるだけでなく、
予防するにはどうしたらいいかと、
考え行動に移してくれる仲間が増えることを祈ります。

 

まとめ

この本を人に勧めるか?と聞かれれば、困ってしまいます。

この本は、最後まで主人公たちに救いがなく、
暗澹たる気持ちをしばらく引きずってしまうからです。


しかし、今起きている問題の、何が問題なのかということを知る
きっかけとしてはとてもいい本だと思います。

興味がある人はぜひ読んでみてほしいです。

 

ということで、今日もToi toi toi!

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